ツボを丸覚えしたって意味がない

このタイトルは多くの人に伝えたい事です。


ある有名なカイロプラクティックの先生がこんな事を言っていました。僕が非常に感銘を受けた言葉です。


「足裏のツボを覚えてそこだけやったってダメなんですよ。身体を全部調べあげて東洋医学なども全部勉強した方がココだと思ってやったら変わると思います。でも普通の人が例えば頭痛持ちの人に足裏の頭のツボを押さえたってそれは変わらないですよ。魔法のボタンのように変わるかって言ったら変わらないですよ。そこだけ丸覚えして鵜呑みにしたってダメなんです。」


だいたいこんな言葉でした。

こうも言っていました。


「自分の施術を言葉で説明できないと結果は出ないと思うんです。」


まさにその通りだと思います。足裏マッサージをやっているセラピストのほとんどが何故そこが臓器と関係してるかは説明できないと思います。ただツボを丸覚えしても説明できなければ結果は出ないでしょう。全身調べないと身体は絶対にわかりません。


足裏を受けて本当に臓器が良くなったでしょうか?ほとんどの人はなってないと思います。何となく血行がよくなってその日は良く眠れたとかその程度でしょう。ツボだからと言ってそれを鵜呑みにしてはいけません。


考えてみてください。なぜ一流の治療家は日々身体を研究し、新たな技を編み出し続けているのか…

もし足ツボや手のツボで全身変わるのであれば新たな技を編み出す必要がありません。それでは何の改善もしないとわかっているから身体の研究、技の開発を続けるのです。


一流の治療家が編み出した素晴らしい施術テクニックの裏側にはしっかりとした理論が備わっています。


僕の元同僚で東洋医学を勉強してきた鍼灸師

の先生ですらこんな事を言っていました。


「解剖学とか見えるものがわかってないのに、見えないものがわかるわけないです。」


つまり言ってる事は同じでツボだけ丸覚えして押したって意味がないという事です。