結局のところ
身体に関する本は山ほど出ている。
施術テクニックもたくさん編み出されている。どんな健康法でもテクニックでもいいのだが結局のところ身体はどうなればいいのだろうか?
その答えは「動きをつくる」ことにある。
数々の施術所・テクニック、数々の運動法・健康法があるが結局のところ人間は「動きをつくる」ことを考えなければいけない。
動きをつくると言っても単に運動すればいいとか単にたくさん歩けばいいと思うのは間違いである。
動きをつくるとは骨盤、背骨の弾力をつくる事である。
背骨の弾力のある無しはどうやってわかるか…?それはまず身体を大きく反らす事ができるか、また左右に大きく捻ることができるかという事に集約される。
良い身体とは骨盤、背骨に弾力がある身体の事であり、良くない身体とは骨盤、背骨に弾力がない身体である。
いくら筋肉を鍛えたりたくさん歩いたとしてもこれらの弾力を取り戻さなければダメなのだ。だから健康の為に運動を始めたら逆に膝が痛くなった人が大勢いるのだ。足がむくむからオイルマッサージをしてむくみが取れるけどまたすぐにむくむと言う人が大勢いるのだ。
僕はあまり他の健康法やテクニックを否定したくはない。したくはないんだけどその健康法やテクニックは最終的にどこを目指してるかを考えた方がいい。
むくみが取れるのをゴールとするのはいけない。骨盤背骨の弾力を取り戻す事をゴールとしなければならないのだ。
そういった考えがないからその場かぎりの改善で終わってしまうのだ。
いずれ僕のおすすめの身体のメンテナンス法を紹介したいが、別に健康法やテクニックは何でもいいのだ。他のやり方を否定するつもりはない。ただし、最終的に骨盤背骨の弾力を取り戻すという考え方を持ってほしい。
いかなる健康法やテクニックでも人間だから合う合わないはあるかもしれない。けれどもこの考え方はしっかりと伝えたい。
身体の症状は上げ出すとキリがない。どこどこが痛む、どこどこが痺れる、どこどこがむくむ、スタイルが崩れてきた…悩みはつきない。
ひとつひとつをどう改善するかよりも、「動きをつくる」事を原点として考えてみればどうだろうか?
子供は非常に骨盤背骨に弾力がある。お年寄りはほとんど弾力がない。どちらが身体の悩みが多いかは考えるまでもない。
身体に弾力が戻ってくればおのずと身体の悩みは消えていくはずである。
身体をあまり難しく考えず、あえて単純に考えてみよう。
困ったときほど原点に。